午後21時過ぎ、未だにロナは家で1人のまま
ピ__
『ふわぁ…
早いけど、もう寝ようかな』
お風呂上がり、テレビを観ていたロナは
リモコンの電源を押しテレビを消した
母親はまだ帰ってくる気配もなく
連絡も一通も来ていなかった
タン__タン_タン_
ロナは自分の部屋へと階段を上っていた
『……っ(やっぱり…なんか、変)』
階段を上りきり両足を揃えた時
一度2階へ来た時と更に何か違和感を感じた
ブウォン_ブウォォォン__
重い音が遠くから聞こえ
その方向に目線を向ける…
それはあの一番奥の部屋からだった
『な、んで……
”お父さん”の部屋からっ……』
そう、その一番奥の部屋とは
ロナの父の部屋からだったのだ