___クシャ


ロナはその時の手紙を握り締めた



今、隣の佐伯家でロナの合格祝いの
ご飯に招待され縁側に腰掛けているところ




『お父さん…合格したよ
これで獅童さんにも会えるね……』



ロナは心の中で
合格なんてしたくないと思っていた


それは父の死を
本物(現実)になるとゆうことを
受け入れたくなかったからだ





『……………………』

「何ボーとしてんだよ」




すると背後からランジに声をかけられた





『!……別にボーとなんて』




ロナは父からの
手紙を素早くポケットへと隠した




「ま、ロナのアホ面見慣れてっからな…」

『なっ;何よ、そんな言い方…っ』

「はいはい!
2人共そこまで…ご飯できたよ、ロナ♪」






ランジに突っかかろうとしたロナだったが
そこにスミレが呼び止めに入ってきた