「どうしたんだよ急に」

総之助は照れつつも、バスタオルを受け取った。

「だって新婚早々、私があなたの浮気を疑ってたから私達、いままでこういうの、あまり無かったでしょ。こういうの私、憧れていたの」

顔を赤らめる美都は、本当に愛らしい。

総之助は、ギュッと彼女を抱きしめた。

この笑顔、俺が必ず守ってやるからな。