総之助は、缶ビールのタブタをプシュッと開けゴクゴクと飲んだ。

「…総ちゃん…私より、あの女が良いの…?」

やはり総之助は文月と目を合わさず、再びソファに座った。

「総ちゃん……いい加減、もう浮気は止めて。ねぇ!」

文月は、クッションを投げた。