「ねぇ、総ちゃん。何度言えば分かるの?私以外の女の人を、部屋に入れないでってば!」 文月は総之助の顔を見て、叫んだ。 だが総之助は何も答えずに、文月と目すら合わせようとしない。 文月を通り過ぎて、冷蔵庫へと向かう。 「ちょっと!無視しないでよ!」