スーツの王子様~episode1~

「は…んな事させるかよ。
残念だがお前の家はもうねぇよ。
マンション解約したから」


と軽く上から言ってきた。




今のこの一言で


本当に前言撤回したかった。


優しい人なんて思った私が馬鹿だった。



「さぁ、どうする?
野宿すっか?
俺の家来るか?」


絶対行きたくない。

命は助けてくれたけどこんな奴の家なんかに…


私はバカの頭で一生懸命考えた。


そして、ようやく思いついたのが…



「あ…きめた。
私、お客さんの家に泊めてもらう。」


この考えにスーツの王子様は

眉間に皺を寄せていた。


私にしてはなかなかのいい案だ。




優越に浸っていたら


「無理。俺んち」


はぁぁぁ??

まだあきらめないの?



そろそろ私だってイライラしてくる。

「嫌だって言ってるでしょっ。」