「大貴の家いきな。」
「え…、でも…」
「私も泊まれないかお願いしてみるから。」
「………うん、分かった。」
ちののスマホを借りて大貴に電話をかける。
『ちの?どうした?』
「大貴。大貴の家泊まっていい?
ちのと、私で。」
『いいけど…なんで?』
「聞かないで。
あ、あと長袖のTシャツ1枚持って学校まで迎えに来れる?
うん、そう。
いや、うん。ちのだけ。うん。
分かったありがとう。
え?私は1回家帰ってあとから行く。うん。あとでね。」
「大ちゃん、なんて?」
「いいよって。着いたら連絡するって言ってたよ。」
「そっか…。」
「教室で待っとこうか。」
「うん。」
焦って来たから荷物も置きっぱなしだし。
私達の教室はここからそんなに遠くない。
