もっと、キスして



「凛と龍おそいぞ~!」


泰成がそう言って早く来いよと手を振ってくる。


「ごめんごめん!」



泰成たち3人はもう結構深いところまでいってしまっていて、私は浮き輪がないと無理そうだ。


私は腰までつかると浮き輪を通し、いつ深くなっても大丈夫なように浮き輪をぎゅっとつかんだ。


その私の浮き輪を龍青はゆっくり引っ張って足がぎりぎりつかないところまで連れていく。



みんなのところまで追いつくと、何をするわけでもなく、ただただ他愛もない話をみんなでする。



「あのさ~。」



私は、そんななか、みんなに切り出す。



「どしたの?」



ちのは私をみて、首を傾げた。



「私、龍青と付き合うことに、なりました。

…ていう、報告。」



一瞬、間があいた。



「…まじ?」



一番最初に口を開いたのは大貴で。



「え、いつ…?龍って振られたんじゃなかったっけ。」



「あ、いや…そうなんだけど、それは私に勇気がなかっただけっていうか…


好きじゃなかったから振ったわけじゃなくて…


でも自分の気持ちにウソつくの、もうやめようとおもって。


…さっき、告白した。」



「それで遅かったのわけか、おめでとう。」



「凛…おめでとう!」


「ありがとう、ちの、大貴。」



「おめでとう、2人とも。」



「ありがとう泰成。」