「だからね、龍青。
私、守ってなんて我儘言わないから。
これからもずっと、
私のそばで私を支えて欲しい。」
私の言葉を聞いた龍青は、吃驚したような顔をして、
「それって…」
どういう意味だ、期待していいのかなんて言葉が聞こえてきそうだ。
思わずふふっ、と息を漏らして、私は小さく頷いた。
「龍青のことが、好き。
もう、自分の気持ちを我慢することやめようと思って。」
「俺なんて彼氏にしたら、
この先なにがあるか、本当に分かんねえぞ。」
「中途半端な気持ちで言ってない。
って、龍青が言ったんでしょ。」
「お前が、他の男がいいってなっても、
俺お前のこと離さねえけどいいのか?」
なんなんだこの男。
急に嬉しそうにし出す龍青が、すごくおもしろくて。
「どんな人も、龍青には敵わない。」
私が笑顔でそういうと、龍青は下を向いて、
「人と付き合えてこんなに嬉しくなったの初めてだ…。」
そう呟いた。
「私も、それは同じかも。」
私は自分の浮き輪を持って立ち上がる。
「海、入るよ。」
龍青はその言葉に少しだけ笑って私の手を引いて海まで連れてってくれた。
