もっと、キスして



「そうえば、なんで加賀がここに居たの?」

さっき邪魔されたお昼ご飯を再開しながら泰成は口にした。


その言葉にいち早く反応したのは大貴だった。


「え、なに?加賀いたの?」


「加賀ってだれ?」


私は隣に座る龍青に小さく聞く。


「さっきのやつだよ。交番の。」


ああ、あの人か。


「確かに。あの人私服だったし、車もパトカーじゃなかったもんね。」


「プライベートだろ。」


「女と来てんのかな〜〜!見てえんだけど!」


「加賀に会いてえ〜〜!」


泰成と大貴は楽しそうだ。


それを見て龍青はふっと笑って、またお昼を食べ始める。


ちのは、ねえねえどんな人なの?と大貴に聞いて写真を見せてもらったりしていた。


みんなで普通の話をして、普通に時間が過ぎる。


さっきのことさえなければ、普通の休日だったのに。



私はみんなと話をしながら一人そんなことを思っていた。