龍青が、フレンチトーストをつくってくれてる間に、
ちのも大貴も起きてきて。
「おはよ~」
「わあ、みんな早い~!」
私たち三人をみてうれしそうにするちの。
ほんとなにしても可愛いんだから。
「凛おはようっ!」
「おはよ。」
龍青が朝ご飯を作ってくれているのを手伝っていると、
おはようを言うためだけにキッチンにひょっこり顔をだすちの。
これは大貴もメロメロになるわけだ。
「私何かすることある~?」
「ちのはいいよ。
大貴といちゃついててくれればそれで。」
「もうっ。凛のばか!」
ちのはそれだけ言い残して
大ちゃ~んとリビングのほうへ戻っていく。
「龍青、お皿どこ?
さっきから探してるんだけど大きめのが見当たんなくて…。」
「ああ、悪い。
上の棚にある。…届くか?」
「あ~…」
さすがに一人暮らしで大きめのお皿なんて滅多に使わないのか、
食器棚の結構上のほうに収められていて。
女子にしては背が高い方だと思ってたんだけど、
そんなわたしが背伸びを頑張ってもあと少し届きそうになくて。
頑張ってたら後ろから手が伸びてきて、
お皿を私の手にのせてくれる。
「あ。…ありがと。」
よくある少女漫画のあの感じだ。
うん、これは…たしかにいいかもしれない。
まさか私の身長でこのシチュエーションができる日がくるとは思ってなかったけれど。
「チビだな。」
そんなことを考えているわたしを、
ふっと鼻で笑いながら馬鹿にしてくる龍青。
「女子にしては高い方だから。」
「まあ、たしかにな。」
