「なんか飲む?」
「え、そんな勝手に…」
さすが幼馴染というべきか。
泰成は慣れた手つきでキッチンで飲み物を作ろうとする。
「龍が怒ったら凛のせいね。」
「でたでた。」
泰成の冗談に2人で笑っていたとき。
「そんぐらいで怒んねーよ。」
「あ、龍おはよー。」
「おはよう龍青。」
龍青は朝が苦手なのか、
「ん。」と小さい声で短く返事を返すと、
ソファーに寝転んでまた寝てしまった。
「マーキングですか。」
泰成がボソッとそう呟く。
わたしにはその言葉ははっきりとは届かなくて。
「なんかいった?」
なんて言ったのか気になったけれど、
「なんも!」
泰成は、答えてはくれなかった。
