もっと、キスして





次の日の朝。


いつかの朝と同じように目が覚めると龍青の寝顔が目の前にあって。



すごく、安心した。



起こさないようにそっとベッドから出る。



まだ日も浅い早朝で。



「あ、凛。おはよー。」



誰も起きていないだろうと思ってたのにリビングには泰成がいて。



「泰成。おはよう。

朝早いんだね。」



「まあ家柄が家柄だしね〜。


朝早く起きるのがくせになっちゃった。


そういう凛こそ朝早いね?」



「朝は、嫌いじゃないから。」



あの人が寝てる時間。


学校に行く準備をして早く家を出れば、


それだけ長くあの人から逃れることができたから。



朝は、昔から好きだ。



前の日の夜がどれほど残酷でも、



朝はいつだっておだやかで、平和で。