「龍青…!」
わたしが名前を呼んだら少しだけ振り返ってくれる。
「どうした?」
「ありがとう、いろいろ。
心の整理つくまで、もう少し待ってもらっていい?」
逃げない。
この先どうなるか、すごく怖いけど、
龍青のまっすぐな気持ちからは逃げちゃいけないと思うから。
少し時間はかかるけど、
ちゃんと返事するからね。
「いくらでも待っててやるよ。
だからずっと俺のそばにいろ。」
「ありがとう…。」
「寝るぞ。中入ってこい。」
龍青がそういって優しく微笑みながら手を差し出して来たから、
たまらずその手をとって部屋に入る。
誰の計らいなのか、わたし用と龍青用のベッドが一つしかなくて。
2人で同じベッドにはいり、みんなより少し遅めに眠りについた。
