「大丈夫か?」
「…え?」
「寝れてなかったのには理由があんだろ。
さすがに俺だってお前のこともうわかってきてんだよ。」
「心配して…出てきてくれたの?」
「…だったら理由教えてくれんの?」
もう。この人は。
本当にひとの気持ちを察するのがうまい。
なんて優しい人なんだろう。
わたしは、その優しさに何度助けられたんだろう。
「…うん。」
龍青は一つため息をつく。
「…心配だった。」
その声はいつもより少し低くて。
「ほんとに言ってんの…?」
「お前、いつか俺の前から突然消えそうだから。
まじで、勘弁してくれ。
身が持たねえ。」
「…きえ…?」
「いつも、なんか儚いんだよお前。
すぐ消えちまいそう。」
「儚いって…、花か!」
「あながち間違っちゃねえな。」
