「全員が全員お前のことを探しに行ってると思うなよ?」
逃げた先には男が二人待っていた。
多分、強い方の人。
終わったかな、なんて思った。
「さすがにそこまで馬鹿じゃないんだね。」
「あ?なんつったクソアマ?」
「もっぺん言ってみろや」
「うるさいブサイク。」
最初にしゃべった方の男は、隣の男にやれ、とささやく。
また汚れるのか。
龍青、私頑張ったよ。
もう一度鉄パイプで近寄ってきた男を殴ったとき、
もうその場にいた全員の男がこちらに戻ってきていた。
全員で私を取り押さえる。
「離せ!」
「…もっと楽しませてくれんのかと思ってたわ。」
「結局まあそんなもんだな。」
「残念だったなあ、逃げれなくて。」
さっき、やれと言った奴が口を開く。
多分、ふるまいから見てこっちがトップ。
「いっぺん痛い思いさせとくか?」
「ありだな。」
最後に殴った男がうなずいた。
こっちの男は二番目ってとこだろうか。
2人でトップやってんのかもな。
そんなことを考える。
もう、逃げられないとわかったらどうでもよかった。
「おめえら服脱がせろや。
あとヤるだけだから破いてもいい。」
「やめて!」
男は背中側から勢いよくワイシャツを破る。
「どけ。」
トップのうちの一人が全員をどかす。
