別に、好きじゃないから!

ー爽架sideー

出て行っちゃった。
一種の強がりで言ってたんだけど、それをわかって欲しかったなんてわがままにもほどがある。

「…はぁ……」

ため息がこぼれる。

もう穂乃も帰ったんだし、私も帰るか。
そう思ってゆっくりと席から立ち上がる。
そうだ、教科書とかもまだ鞄に入れてなかった…。
もう、全てがめんどくさく思えてきて、帰る気さえおきない。
でも部屋のベッドで早く休みたいし…。

色々な気持ちが混ざって意味が分からない。
本当に私には穂乃が必要不可欠なんだと思い知らされる。

重たい鞄を持って教室を出た。




「─────っ穂乃!!?」