別に、好きじゃないから!

ー穂乃sideー

い、いわゆる、床ドンをされてるなうです。
しかも、両手首を拘束されて。

「れ、玲大、いったん落ち着こ?」

「俺落ち着いてるけど?」

絶対嘘だ。だって、あんたのその嘘をつけない顔と体が『心臓やばい』って言ってるもん。
玲大のその姿がかわいくて、思わずふっと笑ってしまった。

「…なに笑ってんの?」

「だって、玲大がかわいくて…っ!」

まだ話してる途中だったのに、玲大にはそんなこと関係ないみたい。5回目のキスをされてしまった。
甘くて、酔ったみたいだった。

手首が解放される。と、同時に理性も戻ってきた。
続いて唇が解放されると、私は玲大を押し退けた。

「…穂乃かわいい。」

起きあがったとき、子猫みたいな目をして玲大は言った。

「なに言ってんのー!そんなこと初めて言われた。」

口説かれてんのかな、私は。
玲大は私のこと好きってことなのか?