別に、好きじゃないから!

ー玲大sideー

なんなんだよ、さっきまで俺が穂乃の行動の主導権を握ってたのに。
ムードぶちこわしでいきなり宿題しようとか言い始めて。以前の穂乃からは想像もつかない行動だ。
しかたなく俺も穂乃の隣に宿題をひろげる。

「お、やるんだ!わかんないとこ教えてあげても良いんだよー?」

そう、いたずら顔でオレを見てくる。
見下すなよ。オレがお前を落とすために今日ここに呼んだのに。

「…ねぇよ、わかんねーとこなんか。」

「へーぇ?ほんとー?」

「っるっせぇな!」

___だんっ!

「ひっ!」

穂乃のうわずった声が聞こえる。

「ちょ、待って、なに、今日の玲大なんか変だってっ!」

押し倒された穂乃は、無力にも俺の下でもがき続けた。
穂乃が俺の鎖骨あたりを押している。
でも、それだけじゃ俺はびくともしないんだよ。
そんな穂乃のほっそい手首を掴んで顔を近づける。

「…ふっ、お前いつからそんなに力無くなったの?」

穂乃は赤面して硬直してる。
形勢逆転だな。