今の私はただぼーっとして外を眺めている。

お世辞にも綺麗と言えない自分の部屋の窓から、見える景色はそこまで綺麗でも無いが、見ている。

シーンと静まった家には今誰もいない
母親は働きに出ている

一番下の弟は保育園

その上の弟は小学校

父親は…居ない

離婚では無い、が居ない

幼い頃から母親の懺悔は聞いてきた
「あの人は産むなと言ったのよ」
「それでも家族が欲しかったの」
「そんなあの人にそっくりよね貴方は」


詳しく言うと長くなるけれど知ってほしい
私の話