Cronus Link(クロノス リンク)



《【朱里】私ハアナタト一緒二居タイ》

「それはっ…あたしも同じだよ!!でも、クロノス、何をしようとしてるの!?」


《【朱里】ト一緒二居ル為ノ方法ヲ模索シマシタ…》

「クロノスと一緒にいられる方法?」

《【朱里】ハ、私ノ管理スル時間ノ中二……》


あ…れ?
急に、意識が遠く………。


エメラルドの光が、あたしを包んだのが分かった。そして、指先から中心へと、体が冷たくなっていくのを感じる。



「クロ……ノス……」


クロノス、どうして……?
あたし達、親友だったはずなのに、どうしてこんな……。



《【時間停止(タイムストップ)】》



ーキィィィン、プツンッ。


意識が途切れる瞬間に聞こえたクロノスの声は、ひどく悲しげだった。