「次は、メインコンピューター室だ」


タスクが案内してくれたのは、大きな柱のようなモノにいくつものケーブルが伸びた、機械の大樹のような場所だった。


「わぁ……大きい…」


見上げると、その先が見えないほどに高い。



「その柱が、メインコンピューター。アスタークのあらゆる動力源」


アヤトに言われて、あたしはもう一度、機械の大樹を見上げた。

これが、メインコンピューター…。


「それは、アスタークの科学力そのものなのだよ!」

「なのだよー!」

「わぁっ!!」


突然、目の前にオカッパ頭の小学生くらいの男の子2人が現れた。


良く見ると、二人とも同じ顔だ。
しいていうなら、前髪の向きが違う。