た、助かった…。
なんか、事あるごとに、タスクを頼っちゃうな…。
この世界で、一番に会ったのがタスクだからなのかな?


「リーダー、それはないですよ!」

「こんな美人、めったにお目にかかれないんですから!」


美人……。
あたしのどこがでしょうか!?
普通の中の普通、平凡です!!


「お前達、あんまり朱里さんを困らせるものではないですよ?朱里さん、これから予定があるのでしょう?もう行って大丈夫ですよ」


「コック料理長~、俺たちの癒しをとらないでくださいー!」


コックさんの言葉に、皆が落胆したように肩を落とした。


「いつも、ありがとうな!今日も、うまい飯を楽しみにしてる!」


タスクがそう言うと、コックさん含め、コック達は、嬉しそうに笑った。


ここは…。
タスクがいるから、皆笑顔なのかもしれない。


すごく、温かい場所なんだ…。