「朱里……」
タスクがあたしの名前を呼ぶ。
「クロノスの事、そんな風に言わないで」
涙を堪えながら、それだけ言って、あたしは俯いた。
クロノス、クロノスに聞きたい事はたくさんあるよ。
でも、あたしは、たとえ世界がクロノスを悪としても、最後まで味方でいたい。
「悪かった、朱里」
「え……」
そう言って、あたしの頭を撫でたのは、タスクだった。
「朱里の友達を壊すとか、機械だとか、酷い事を言ったな」
タスク…。
なんで?タスクだって、クロノスを嫌ってるはずでしょ?
なのに、どうして謝ってくれるの?
「タスク達は、クロノスを壊すんでしょう?」
「クロノスが、朱里の言うように、言葉の通じる奴なら、話してみる!」
すると、タスクは二カッと笑う。
話して、分かってくれた。
機械だからとか、そんな風にあたしとクロノスを否定しないでくれた…。


