「だからか、あいつら、朱里の事を神の愛し子って言ってたぞ」
タスクがあたしの考えを代弁する。
「神の愛し子とは、よく言ったものです。つまり、君の事も神として奉って、あげく、その力を利用しようとしてるのでしょう」
「そんなっ……」
未来に飛ばされて、それで狙われてるなんて、あたしどうすればいいの?
「でも、それならクロノスも、その人達に利用されてるって事にはならないの??」
クロノスが、誰かに利用されてしかたなく、やってるのかもしれないし。
そう、信じたいよ……。
「それは無いですよ。実質、ローゼンクロイツを作り、動かしているのは、クロノスです」
「そんな……そんな事って……」
クロノス、どうして??
未来のクロノスは、あたしの知ってるクロノスじゃないの?
「ねぇ、どうして朱里は、そこまでクロノスの肩をもつの?」
「え……?」
アヤトに質問されて、あたしは首をかしげる。
そんなの、友達だからに決まってる。
友達が、間違った事をする分けないって信じたくて、そうだったとしても、理由を知りたいから。


