「そして、あなたは、クロノスに関与しているのか、はたまた、時間に関与しているのか…。詳細は分かりませんが、あなたはこの世界で、特別な人間なんです」
Dr.ルジは、そこで始めて恍惚としたように笑う。
「君のような、特別で、異能をもった人間!あぁ、研究したいです!!」
「きゃっ!!」
突然、大きな声を上げるDr.ルジに、あたしは後ずさる。
「あぁ、また研究者スイッチ入ったよ。朱里、あの人研究に目がないから、被害届は研究所所長に出すといいよ」
アヤトがさりげなくあたしを背後に隠してくれる。
「おい、Dr.ルジ!話を戻せ!」
「あ、あぁ、私とした事が。失礼しました」
タスクの一言で、Dr.ルジは正気に戻った。
「コーストニアは、クロノスを信仰しています。それはもう、気持ち悪いくらいに」
き、気持ち悪い…。
シレッと酷い事言うんだな、Dr.ルジって。
「クロノスを自らの崇める神として、成るコーストニアは、クロノスの恩恵として、私たちの科学力とは相反する、錬金術を使う事が出来るのです」
「れ、れんきんじゅつ??」
「叡知(えいち)の果てに生まれる奇跡だそうです。まぁ、魔法とかの方が、しっくり来ますかね?」
首をかしげていると、Dr.ルジが説明してくれる。
ま、魔法??
未来って、魔法まで使えちゃうの!?


