Cronus Link(クロノス リンク)



「朱里…分かった、怖くなったらすぐに言えよ?」


その言葉にあたしは頷く。


「この世界において、『時間』とは、命の次に大事なモノです」


Dr.ルジは、そうして腕のブレスレットのボタンを押す。


ブンッ

そうすると、デジタル表記の時間が、宙に浮かび上がった。


すごい、時計もこんな風になってるんだ…。
さすが、未来だなぁ…。



「ただ、時間は本来、誰にも平等に流れ、誰にも関与する事の出来ない、唯一の事象でした」


時間……。
いつからだろう、自然に流れているはずの時間が、誰かに支配されはじめたのは。


あたしは、クロノスと話さなければ、時間がクロノスによって管理されていた事を知らなかった。