「なっ…それは反則だろ…」
そして、前にあたしを連れて逃げていた時に言っていた事を言い出す。
反則……何が、反則??
「ゴホン、では、広瀬 朱里に聞きましょう」
Dr.ルジが咳払いをして、あたしを見つめる。
あたしが、Dr.ルジの話を聞くかどうか…、そう問うてるんだ。
聞くのは怖い。
知るのは怖い。
それでも、何も分からないままじゃ、前に進めないよね。
「お願いします、Dr.ルジ。話してください」
「分かりました。それでは、話を戻しましょう」
Dr.ルジは、タスクの後ろにいる、あたしの前に立つ。
「なっ、Dr.ルジ!」
「大丈夫、ありがとうタスク」
それを止めようとしたタスクに笑顔を向ける。
不安で、顔は強ばっていたとは思うけど、大丈夫だと伝えたかった。


