「はぁ!?なら、どこから来たんだ!?」
「あたしのいた時代は、2016年のはずなの!」
「嘘だろ……過去の人間だってことか!?」
タスクは驚いたようにあたしを見つめる。
でも、タスクはあたしを馬鹿にしたりはしなかった。
「状況は分かった。ただな、今はそこから出よう。俺も、コッチには長居出来なくてね」
「コッチ??」
「そうか、そこも説明しなきゃな。今、この世界は2つの都市から成る。それが、コーストニアとアスタークだ。俺は、コーストニアとは対立してる、アスタークの人間なんだ」
コーストニアとアスターク。
じゃあ、この世界は2つの都市しかないって事!?
「タスクは、コーストニアいたらまずいんじゃ…」
「そゆこと!だから……」
そう言って、タスクはあたしから少し離れる。


