何かがおかしい…。
会話は出来てるのに、所々あたしの中の常識が、タスクには通じてないみたい。
「タスク、ここは一体どこ…?」
「どこって、34540年の未来都市コーストニアだろ!」
34540年……!?
ありえない、あたしがいたのは2016年なんだよ!?
冗談だって笑ってくれればいいのに、タスクは真面目の顔でそう言った。
すごい未来じゃん…本当に、未来に来ちゃったの??
「タスク、あたし……」
「おい、顔色悪いぞ??大丈……」
「この時代の人間じゃないかも……」
あの日、いつもみたいに、高校へ向かう途中、クロノスとお話をした。
いつもみたいに……。
いや、本当にいつもと一緒だった??
クロノス、いつもと様子が違かったかもしれない。


