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「よっし、おわった!帰る!」
「おつかれ」
今日最後の授業が終わり、私は勢いよく席を立った。
事情を察した新菜が苦笑しながら声をかけてくれて、頷く。
早く部屋に帰って真嘉に電話しなきゃ。
「咲ちゃんも、また明日ね!」
「うん、ばいばーい」
新菜も咲ちゃんも、これから部活。
普段ならふたりのほうが先に席を立つけど、今日は私が一番先に教室を出た。
寮に行くために一度校舎を出なくちゃいけないから、早足に歩いていると、ポケットの中でスマホが震えた。
最後の授業は自習だったから、授業が終わる寸前、フライング気味に『今から電話かけていい!?』と真嘉にLINEを送っておいたから、多分その返事だろう。
そう思ってスマホを確認したんだけど……、真嘉からの返事を見て、私は懸命に動かしていた足を止めた。
『これから部活だから。終わったらかけるよ』


