君と秘密のラブレッスン


……やっぱり失礼じゃない?

どうしてみんな、こんな人が好きなんだろう。


「うんうん、よかったね飛鳥、新しい友達ができたね」

「……お前うざい」

「ひどいなぁ」


間違いなくからかっているであろう佐川くんの言葉に、崎本くんが低い声で返す。

そんなやりとりに、ふたりはすごく仲良しなんだなぁ、なんて思ってしまった。



「あっ、時間やば!早く食べなきゃ」

ハッとしたように声を上げたのは、新菜。

その声につられるように時計を見れば、昼休みが終わるまであと10分を切っていた。

食べ始めるまでに新菜の質問タイムがあったし、ふたりが来てからは全然食べられなかったから、まだ半分くらいしか食べ終わっていない。



「ええっ、もうこんな時間なの!?」

「しかも次、移動教室だし。とにかく急げ!」


慌てて箸を手に取った私たちは、急いで残りを掻き込むと、バタバタと空の皿の乗ったトレイを持って立ち上がったのだった。