君と秘密のラブレッスン


「まぁ、大体いつもこんな感じかな」

「そっか。崎本くんって失礼なひとだねぇ」


思ったままに呟くと、ご飯を口に運ぼうとしていた佐川くんが吹きだしそうになっていた。

新菜には焦ったように名前を呼ばれるし、崎本くんも食べる手を止めて私を見る。


……何? 私、なにか変なこと言った?


「つぐみ、謝りなよ。あんたも相当失礼だよ。初対面なのはお互い様でしょ!」

「あははは、俺、飛鳥にそんなこと言う女子初めて見た!」


相当焦っているのか、少し怒ったように言う新菜と、本気でおかしそうに笑っている佐川くん。

ふたりの反応が両極端すぎて、どうしたらいいのかわからない。


でも。

思わず声に出してしまったけど、よく考えたら新菜の言うとおり、確かに私も失礼だったかも。

初対面でいきなり、失礼なひとだね、なんて。

なぜか佐川くんは楽しそうに笑ってるけど、そりゃあ崎本くんはいい気分しないよね。