紅の印

「ありがとう。そんなことを言ってくれるのはメリアだけよ。」


そう……メリアだけ


私は貶されたことはあっても誉められたことはない


「まだまだこれからじゃないですか!この国の皆に姫様の魅力をもっともっと知ってもらわなくては。ね?イリル様。」


「……そうね。それはメリアに任せるわ。」


そうできたらどんなにいいことか……


でも、弱音を言っている暇はないのよね


「はい!お任せください。……あ!そういえば、入浴の用意が出来ているようですよ?着替えを用意しますね。」


「うん、よろしく。」