紅の印

フィル様に連れられて私とミリアは謁見の間についた

ここが第一関門ね

ここで私の生まれを感づかれてはいけない


しっかりしなくちゃ


ガチャ)
「陛下。アイゼリオ姫をお連れしました。」


謁見の間の扉の先には私の3つ年上とは思えない程、凛とした方がいた


この方がジウネ皇帝陛下……


あっ!挨拶しなければ……


「お初にお目にかかります、皇帝陛下。イリル・アイゼリオ・フィードと申します。宜しくお願い致します。」


若くして皇帝の座につき、国の経済と治安を安定させたお方


とても威厳があり、容姿も整っている


「よくぞ参られた。私はドルハ・ジウネレント。歓迎する。」


そんなお方が私の夫となるなんて……


不釣り合いにも程がある



せめて…妾の子だとばれないようにしなければ……