紅の印

「お出迎え感謝します、フィル様。皆様。どうぞよろしくお願い致します。」



私が挨拶をして一礼すると、どこからか「素敵な方…」と言う声が聞こえてきた


私のことを言っているのかな?私なんて……


そうだわ!皆あまりお姫様を見たことがないんだわ!

この国には王子様しかいないみたいだし…

きっとそうよ……


そうでもなかったら私のことを素敵だなんて言う訳ないもの……


でも誉められるのって久しぶり

こんな私を誉めてくれてありがとう、皆さん


「ではアイゼリオ姫、こちらへ。皇帝がお待ちです。」


いよいよ皇帝に会うのね

ドルハ皇帝……どんな方かしら

こんな素敵な国をつくった方なのだからきっと……


私はフィル様に案内されて皇帝の所へ向かった