「イリル様、元気を出して下さいな!」


「そんなことを言われてもね………」


私、イリル・アイゼリオ・フィードは次女のメリアと馬車に揺られている


気分は今まで以上に最悪


「私はいつでもどこでもイリル様の見方です!」


「ありがとう、メリア。頼りにしてるわ。」


これも停戦協定の条件のせいなのよ


ことは3日前にさかのぼる……