「え... 透けてエマさんにさわれない...」 「あれ? ご存じなかったのですか? 基本的に人間は私たちのことが見えても触れることはできないんですのよ。」 「えぇ、 そうなの!? ...じゃあどうしよう... エマさん、 立てますか?」 「はい...」 「...太一。 あなた 『コンビニ』 とやらに行かなくていいの?」 「あぁ!! そうだ! 忘れてたっ!!! どうしよう... 一刻も早くエマさんを休ませてあげなきゃなのに...」