「きっと、 それマーチング部だよ。 だってうちの学校、 警備結構しっかりしてるよ」 「けど、マーチング部に 聞いた子がいるらしくて、 うちの部活じゃないって。」 ハァっと私は、 軽くため息をついた。 今日は何なの… 早瀬といい、 マーチング男子といい… 「信じなくてもいいよ。」 「確かに、そうだね!けど…」 けど、と言うと美雨は 少し止まって沈黙になった。 「美雨…?」 すると美雨は顔を上げた。