バーン!! とこれまたぶっきらぼうに、 屋上のドアを開ける。 「私の今日の気持ちに、 似合わない空の色ぉ!」 と少し大きい声で言った。 今日の天気は快晴。 雲ひとつない。 そして空を見ながら、 崩れるようにしゃがんだ。 「高嶺ぇ…」 「く〜や〜し〜い〜!」 美雨は私の横に ちょこんと座ると、 あの日のようにまた手を握り、 「高嶺はすーっごく頑張った!」 と、クリックリの目をして 言った。