―――私の心はきっと黒で塗りつぶされている。
苦しい。苦しい。
こんなにも、苦しい。
前にも感じたような感覚を、からだ全身に感じて、ぶるぶると、ひとり震えていた。
消えてなくなってしまいたい。
私はきっと、邪魔でしかないのに。
みんなの、邪魔なのに・・・。
ぎゅっ、とこれまでにないくらい強く目を瞑って、ぽろぽろ溢れる涙を拭いもせずに、大きく溜め息をついた。
―――その時だった。
「・・・あれ?桜輔君じゃない。久しぶり。」
「おばさん、久しぶりです。詩麻、いますか?」
おう、ちゃん?
私はすぐにドアを開け、バタバタと階段を降りて行った。
