「・・・ま・・・しまぁ!朝だよー!起きてー!!もう9時だよーー!!」

藍実に起こされ、私は急いで身を起こした。

「も、もう9時?!!」

きっと、4時まで起きてたからだ・・・


体が重い。

「もう隆貴が朝ご飯作ってくれてる。」

藍実は私の手を引っ張りながら、階段を降りていった。


「・・・おうちゃんは?」


わたしがおうちゃんという単語を出すと、藍実はピクンと反応した。
そして、ニヤッとする。

「あー、桜輔ぇ?ふふ、いますよ?今隆貴と一緒に朝ごはんの準備をしていまーすっ!」

ガチャッと、リビングのドアが開かれた。


そして私に注目が集まる。