「あの、もしまだ認定されてないなら、お友達認定してください」

そう言ってじっと久瀬君を見つめる。

と…

「…わかった」

「ほんと?ふふ、嬉しい。
これからも友達としてよろしくお願いします」

「あ、ああ」

久瀬君はなんとなく釈然としない感じだけど…

まあでも、これで久瀬君との関係が

"友達"にランクアップしたんだからよかったよね。

そう思ってうんうん、と一人頷いて、

久瀬君と一緒に、並んで教室まで帰って行った。