昼休み

「優雨〜、私今日食堂なんだけど、優雨は?」

夕実の言葉にお弁当を持ちつつ席を立つ。

「いいよ、なら私も食堂でお弁当食べるね」

「ありがとっ。じゃあ行こっか」

「うんっ!」

そうして二人で食堂へ。

「席とっといてくれる?」

「了解〜」

そう言って券を買いに行った夕実を見送って

空いた席に腰掛ける。

食堂、久しぶりにきたな〜…

そう思いながらキョロキョロしていると…

な、なんか挙動不審な人がいる。

そう思って目をこらすと、

「久瀬君?」

そう少し大きな声で言うと

久瀬君の肩が一瞬ビクッとなって

ゆっくりと振り返った。