「大丈夫!優雨ちゃんがやる気になってくれさえすれば絶対できるから!」

い、いやいやいや…!

「ちょ、ちょっと無理があるかと…」

「できる!絶対できる!」

「い、いやでもっ…「…何事だよ」

久瀬君いつの間に…!

リビングの入り口で呆れ顔をして

涼介さんを見る久瀬君に

ついチラッと涼介さんの方を見る。

(…内緒ね)

涼介さんが目でそう伝えてきて渋々コクっと頷く。

「えと、じゃあおじゃましました」

「おじゃましましたー」

私と和樹でそう言って、

私は一度ミーちゃんを撫でてから玄関に向かう。