「好きです!!」

「!?」

図書館にはあまり人がいなくて、

告白の絶好のチャンスだったのか

その声が響き渡った。

す、すごいタイミングできちゃった…

そう思って見つからないように奥の棚に行くと、

「わっ!?久瀬くっ…」

「っ!?」

大声を出してしまって慌てて口を押さえる。

「な、なんで久瀬君が…??」

っていうか今の聞こえてないよね?

そう思って告白現場(?)をちらっとみると

特にリアクションなし。

ふう、セーフ…