翌日

「和樹ぃいいい!!!」

「朝っぱらからうるせーな〜お前は。どうした」

ベットの上で呆れ顔の和樹にも

おかまいなしに泣きつく私。

「宿題のプリント見せてほしいっ」

「お前昨日やってたじゃねーか」

「…久瀬君の真の姿に驚きすぎて忘れてました」

「なんだその真顔は。
けどまあ納得」

和樹はため息をつくと

自分の髪をわしゃわしゃしてベットから降りる。

「実は俺もやってねぇんだわ」

「えっ」

「お前に見せてもらおうと思って」

思考回路が同じすぎる…

「じゃあまあ、ここは責任とってもらうっつーことで久瀬に見せてもらうぞ」

なんかすごい当てつけっぽいけど…

「…それしか道はないね」

「ん、じゃあさっさと学校行ってプリント見せてもらうぞー」

「お〜!」

…って、なに乗せられてるんだか。

そう自分に突っ込んでから和樹の部屋を出て、

いつもより早めに学校に向かうことにした。