久瀬くんは〇〇恐怖症

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「楽しかった〜!」

「ほんとほんと!
次どうする?」

ジェットコースターを制覇し、

テンションマックスな私と夕実。

「そろそろお腹空いたね。
お昼ご飯食べに行かない?」

「うん、そうしよっか」

そうしてフードコートに向かいながら、

きょろきょろと辺りを見回して呟く。

「やっぱり全然女子見かけないね…」

「みんな久瀬君追ってるんでしょ。
まあ確かにすごいイケメンだったよね」

「う、うん…」

そう答えてつい俯く。