久瀬くんは〇〇恐怖症

散々な言いようをして

倒れていく女子たち…

そんな中、

青ざめている久瀬君を見て不安が押し寄せる。

久瀬君がイケメンってわかったら女子が寄ってくる…

だからメガネをかけて地味にしてたはずなのに、

これじゃ…

夕実はそんな私に気づいて、

久瀬君に見惚れていた目線を

私に戻し首をかしげる。

「優雨?」

「久瀬君、大丈夫かな…」

私のつぶやきに夕実は何度か瞬きをして、

それから先生の指示で各自、

かなりそわそわした空気のまま朝食を取った。