久瀬くんは〇〇恐怖症

優雨side

自由行動が終わり、ホテルについた私たち。

ホテルは7人部屋で和室。

そうして私は…

「優雨ー、お風呂だよ?」

「う…私もう体力使い尽くした…」

ただいま、畳にひっくり返っている。

「優雨ちゃん大丈夫ー?」

「薬いる?」

みんなが心配してくれる中、

ありがと〜…と返事を返して

うつ伏せになる。

けど…

疲れた、疲れたよほんとに…

あの後も杉浦君はなにかと私に絡んできて、

同じグループのちょっときつめの女子の視線が…!

「泣きたい…」

「ホームシック?
お兄ちゃん呼びましょうか〜?」

「結構です…」

夕実ったら、おどけちゃって。

まあ元気付けてくれたんだよね。

一度息をついて立ち上がる。